評論『パルプシネマの倫理と愛好家の精神 -つまらない映画の傾向と対策-』内容紹介
パルプシネマの倫理と愛好家の精神
-つまらない映画の傾向と対策-
(Z級映画専門情報誌 B to Z第2号)
ビデオ屋さんに行くと、変なタイトルの作品・どこかで見たことがあるパッケージの作品がたくさんあります。本当にたくさんあります。
そう、映画が誕生して100年以上、星の数よりも遥かに多い、ヘンテコでつまらない映画がたくさん生まれました。
1本の名作に対して10本以上のひどい映画が生まれていると言われます(知らないけど)。
ここで革命的に考えましょう。
そういうつまらない映画を楽しむことが出来たら、人生はたぶんハッピーになります。
そんなわけでつまらない映画の入門書を当サークルでは創造。2019年5月の文学フリマ東京で頒布致します。
文学フリマ販売価格:500円(Booth価格:600円)
ページ数:P74
発行者:革命的 cinema同盟
編集:デルモンテ岡村 執筆:オー・ハリー・ツムラ 表紙・原案: 伊藤チコ
印刷・ 製本:ちょ古っ都工房様
初版第1発行: 2019年 5 月 6 日
Chapter1 パルプシネマってなんだ
主にB級映画の歴史を駆け足で紹介。
B級映画ってそもそもなんだ?今のトレンドってなんだろう?
目次:ハリウッドとB級映画の誕生/B級映画の滅亡と復活/現代B級映画とパルプシネマ/今日も今日とて騙されよう
Chapter2 パルプシネマの探し方
ビデオ屋に行くと無数の映画があります。適切に作品を選ばないと、うっかり名作をレンタルしてしまいます。的確にハズレを引くための方法を本書でレクチャー。
目次:名作をたくさん見よう/マメに調べよう/配給会社を見てみよう/続編を借りよう/パッケージ・タイトルで選ぼう/お金と時間と体力を充実させよう
Chapter3パルプシネマのジャンル傾向
無数の作品が世の中にあり、無数のジャンルもこの世にはあります。そこで、筆者独断の見解で、パルプシネマが多そうなジャンルと初心者向けの作品をレビュー。
目次:サメ映画『ジョーズ』『デビルシャーク』
忍者映画『忍びの国』『アフロ忍者』
ホラー映画『スクリーム』『女子高生チェーンソー』
パニック映画『アタック・オブ・ザ・キラートマト』『尻怪獣アスラ』
カンフー映画『小林サッカー』『片腕カンフー』
マカロニ・ウェスタン『夕陽の用心棒』『荒野の無頼漢』
パロディ映画『最終絶叫計画』/実写映画『模倣犯』
Chapter4パルプシネマ観賞記
初心者愛好家が睡魔と涙で記した強敵たちとの戦いの歴史。全米が、寝落した!
目次:『インデペンデンス・デイ リサージェント』『魔の巣』『恐怖!キノコ男』
Chapter5メタルマンの人のこと
現代日本のビデオ屋で跋扈する愛好家たちは全てこの人の影響下にあるといったら大げさかな? でも、私たちはあなたの生徒です。先生ありがとう。あなたが教えてくれたゴミの味を忘れない。 そんな先生への贈る言葉。
さあ、本書を片手にビデオ屋に行こう!