評論『エド・ウッド 親愛なるサイテー監督の世界』内容紹介
エド・ ウッド―親愛なるサイテー監督の世界-
(Z級映画専門情報誌 B to Z創刊号)
史上最低の映画監督エド・ウッドの評論。彼の人生と作品の解説、28人出演者たちの経歴、そして死後の再評価の動きを本書で論じていく。ティム・バートンの伝記映画『エド・ウッド』の解説や史実と相違のある点を洗い出していく(それでも名作だから買うんだ)。
文学フリマ販売価格:1,000円(Booth価格:1,200円)
ページ数:P180
発行者:革命的 cinema同盟
編集:岡村鉄平 執筆:オー・ハリー・ツムラ 表紙・原案: 安藤ハルミ
印刷・ 製本:ちょ古っ都工房様
初版第1発行: 2018年 11 月 25 日
- Introduction
- Chapter1 サイテ ー監督の前半戦 1924 -1960
- Chapter2 ゴミ映画 前半戦 レビュー
- Chapter3 エド・ ウッド ファミリー
- Chapter4サイテー監督の後半戦 1961 -1978
- Chapter5ゴミ映画レビュー
- Chapter6 サイテー監督の延長戦 1979-現在
- Chapter7 ゴミ映画 延長戦レビュー
- Chapter8 伝記映画 『エド ・ウッド 』
- Chapter9総評
- Conclusion
Introduction
本章ではエド・ウッドの概略、本評論を執筆するに至った背景を記す。
他主要参考文献の紹介を行う。
Chapter1 サイテ ー監督の前半戦 1924 -1960
本章では、エド・ウッドの生誕から1960年『邪悪な衝動』を撮影するまでの前半生を記す。一般的に周知されているエド・ウッドの活躍はこの時期になされている。いわゆる全盛期である。この時期に撮影された『プラン9・フロム・アウタースペース』は彼の代表作となっている。
Chapter2 ゴミ映画 前半戦 レビュー
本章では彼の前半生に撮影された映画のレビューを行う。レビューはネタバレを含むものとなっているので注意いただきたい。
○レビュー作品
1『グレンとグレンダ』
2『牢獄の罠』
3『怪物の花嫁』
4『プラン9・フロム・アウター・スペース』
5『ナイト・オブ・ザ・グールズ』
この中で、『牢獄の罠』はマカロニ・ウェスタンで有名なマカロニ映画(イタリア商業用娯楽映画)、『プラン9・フロム・アウター・スペース』についてはゾンビ映画との関係性についても論じている。
Chapter3 エド・ ウッド ファミリー
本章ではエド・ウッド作品に登場した俳優たち28人の紹介を行う。
Chapter4サイテー監督の後半戦 1961 -1978
本章ではエド・ウッドの晩年を描いていく。晩年の彼の活動はポルノ映画とポルノ小説が主だった。貧困に苛まれて死んだ。その死の日までをたどっていく。
Chapter5ゴミ映画レビュー
本章では彼の晩年に撮影された映画のレビューを行う。レビューはネタバレを含むものとなっているので注意いただきたい。
○レビュー作品
1『死霊の盆踊り』
2『X博士の復讐』
3『ネクロマニア』
この中で『死霊の盆踊り』は総勢10人の踊り子のダンスが意味しているところを解説した。
Chapter6 サイテー監督の延長戦 1979-現在
本章ではエド・ウッドの死後の動きについて記していく。再評価のきっかけとなった『ゴールデン・ターキー・アワーズ』、『エド・ウッド』の製作背景を記していく。
Chapter7 ゴミ映画 延長戦レビュー
彼の晩年の遺稿となった脚本を映像化した『クレイジーナッツ/早く起きてよ』をレビューする。
Chapter8 伝記映画 『エド ・ウッド 』
ティム・バートンの伝記映画『エド・ウッド』をレビュー・解説を行う。また本作の再現度合いについても結構ねちっこく検証していく。
Chapter9総評
本書の総括を行う。
Conclusion
あとがき。