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ネタバレZ級映画「おっぱいゾンビ」同じ世界に存在していることがつらい

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 ○作品紹介

タイトル「おっぱいゾンビ」

原題 ZOMBIE WOMAN OF SATAN(悪魔のゾンビ女?)

制作国 イギリス

制作年 2009年

拷問時間 84分

監督という名の主犯 スティーヴ・オブライエン/ウォーレン・スピード

脚本という名の立案犯 ウォーレン・スピード

出演者という名の共犯者

ヴィクトリア・ホプキンス/ウォーレン・スピード/シーモア・メイス

クリスチャン・スティール/ビル・フェローズ/ケイト・ソウルズ

 

○あらすじ(ネタバレ)

飲み屋のサーカスっぽい6人組はネットニュースにインタビューされることになりました。座長含めた5人は前日ホテルに泊まりファンの女の子を食べ散らかして、翌日撮影場所の農場に向かいます。ですが、この農場では、ノーベル賞を狙うマッドサイエンティストが、死者蘇生の実験をしていました。実験台は息子が連れてきた大量のセフレです。このセフレたちは孤独な人生を送っているところに、息子が甘い言葉とそんなにぱっとしない顔で口説いてきたので、コロッと惚れてしまった人たちでした。娘のレッドにお願いして、こっそり薬物で朦朧とさせたセフレを、お父さんは変な薬を注入してゾンビにします。6人組が農場にインタビューに来た日もそれは変わりません。ですが、レッドがうっかり、セフレたちに配る飲み物に、ゾンビになる液体を混ぜて飲ませてしまったので、バイオハザードが起こってしまいました。ゾンビたちは、ゾンビにならなかったセフレたちを襲い、サーカス6人組にも襲い掛かります。6人組は懸命に戦いましたが、3人命を落としてしまいました。うち一人はうっかり仲間に殺されてしまいました。ですが、悪の科学者とその息子と娘二人をぶっ殺し、彼らは無事生還します。しかし、彼らは知りませんでした。悪の科学者一家にはまだ一人生き残りがいたのです……。

 

○感想

見ているのがとても辛かった。この映画と同じ時代に生まれたことをとても後悔している。なんでこんな映画を私は借りてしまったんだろう。なんでこんな映画を私は見てしまったんだろう。後悔しか残されてない。

おっぱいゾンビ。

おっぱいとゾンビというB級映画の2大目玉商品。取りあえずゾンビは安いから出しやすいし、映画の出来がどうであれ、おっぱいがあればみんな満足はする。ある意味安全な選択でも、それは同時に絶望の映画鑑賞会のファンファーレが確実に鳴り響くということでもある。

まず登場人物たちが軒並み崩壊したモラルの現代社会を体現するような、マッドな人物たちなので、目玉はついていけても脳みそがついていけない。

正直、メインのサーカス6人組の(まあサーカスかどうかはおいておいて)、主役っぽいくろっぱなの男がとても気持ちが悪い。

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ウォーレン・スピード(主演・制作・脚本家)ずっと黒い鼻をつけている※取れるよ

冒頭から視聴者を呆気に取らせる言動が目立つが、作中の人物では2番目に性欲が異常に盛んな人物である。物語がだらだら進行中、女ゾンビに襲われる。撃退した後、不意にトイレに行ったのかと思ったら、立ち小便ならぬ立ちマスターベーションでしこり出す。おかずは先ほど倒した女ゾンビ。そんなに我慢できなくなるほどの美女か?うんや、むしろ萎える方。射精する前に、なんつーかテントみたいなものに避難していたセフレの一人に見つかり、場所を変えてこの男はまたマスをかく。二回目の公開オナニーの時には、隠し持っていた仲間(座長)の写真を見ながらしこり出す。終始、この男はニヤニヤしながらアホなイントネーションで喋り、ゾンビの乳を揉み恍惚な表情をする。緊張感が全然ない。

この男が出てくるたびに幻滅する。そしてこの男は主人公だ。つまりほとんどの場面に登場する。すなわち、私は82分間ずっと幻滅していた。

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クリスチャン・スティール(息子役)

作中では一番性欲が強い人物である。メンタルが弱っている女性を手当たり次第に声を掛け、セフレにしている。セフレたちは何の疑いもなく、農村のコテージに押し込められているのが、何とも言えぬ。セフレたちの選考基準はよくわからない。それなりの美人もいるし、森三中の村上をけばけばしくさせたような女性まで。ぁぁ……女ならだれでもいいのね。ハイハイ。

こいつが最初に登場する場面は鮮烈だ。森の中の洒落乙な家が映し出されたとしたら、場面が変わり、金髪美女に高速ピストンをバックで送り込んでいるシーンが出てくる。この場面だけアダルトビデオみたいで初見ではびっくりしたよ。

この男のセックスシーンは二回ある。一回目は先ほどの金髪美女。二回目は何を思ったのか、マッドサイエンティストの父親の前でゾンビをファック。

色々なゾンビ映画見てきたけど、血まみれで呻くゾンビとファックする奴なんか初めて見たよ。もう嫌だよ。なんだよこの世紀末映画。

特に一番意味が分からない人物がこれ。

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キャシー・ポール(マッドサイエンティストの妻)

このおばさんの存在意味がまるで分からない。なんか意味ありげに存在しているんだけど。このおばさんが口にしたセリフは「ヤリタイ!ヤリタイ!」もしくはそれに準じる台詞。このおばさん、なんかトイレに鎖でつながれているんだけど、実験に失敗したセフレをなんか食べんのかな?なんかわかんないんだけど。それでなんか、ずっと騒いでいて、なんかみんなから毛嫌いされていて、なんか最後まで生き残って。

こういうレビューで「なんか」を連呼するのはよくないですね。

そんなことよりおっぱいだ。美女たちのおっぱいを見せろ!映画の出来なんかどうでもいいんだよ!この手の映画は!

おっぱいだ!

おっぱいだ!

おっぱいだ!

このブログに迷い込んできてしまった人たちもそうでしょう。確かに名作の考え抜かれた、そして時を重ねて振り返るたびにその言葉の意味を深く味わうことができる台詞のある脚本もいいけど、好きでしょう?おっぱい。(これだから男ってやーね)

さあ!薄汚いストーリーと人物造形でゴミまみれになった目玉をおっぱいで洗浄しよう!

【青少年に悪影響を及ぼすポルノ写真は都合によりカットです】

ふう・・・・・・。うん・・・・・・。

自分のおっぱい見ていた方がいいよこれ。

血まみれのルックスルもスタイルも微妙な女たちの、そんなにきれいでもないおっぱいを見るのは、泥水で目を洗うのと大して変わらないよ。

あー、しんどい。それなりにルックスのいい子に限ってブラをつけているんだもの。

ギャラをケチったのかな。これ見ると死霊の盆踊りの方がいいね、少なくとも女優のレベルは遥かに上だよ。あの映画はそもそもポルノ映画だから、ストーリーなんてなくてもいいんだしね。

 

○総評

点数-98点(100点満点中)

この映画を見るよりも自分のおっぱいを見ていた方が有意義。